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養生材で柱や床を傷から守る!養生材を選ぶ基準とは?

柱・床を保護する養生材選びのポイント!

建築現場で柱や床などを保護する際、養生材を使用します。ただし、作業内容や場所に応じて予想される傷や汚れなどは異なっており、養生材を選ぶ基準も変わります。また養生を行う際、近隣に影響を与えることもあるため、注意点やトラブルなどへの配慮も必要です。効率的かつ速やかに作業を進められるよう、選び方のポイントを押さえて柱や床など、それぞれの施工箇所に適した養生材を使用しましょう。

柱・枠もしっかりカバーできる養生材を選ぶ!

建築現場では、傷や汚れなどから保護するために養生材を使用します。様々な養生材がありますが、床のような面積が広い部分だけでなく、柱にも養生材を活用することが大切です。柱のような小さな部分は見逃しやすいですが、もちろん保護するべきです。養生シートを使用するときは、柱の枠までしっかりカバーできるものを選びましょう。養生材を使用する場面は数多くありますが、こちらでは床養生の種類や選ぶときのポイントを解説いたします。

床養生の種類

紙製の養生材

床養生に使用する養生材の特徴や適した工事内容などをご紹介いたします。

紙製

養生材の中でも特に安価な商品です。紙製の養生材はカットなどの加工がしやすい点が大きなメリットです。細かくカットできるため、建築現場では細い柱や枠を保護するために適切にフィットする形が作れます。また、リフォーム工事での粉塵防止という面でも紙製の養生材は適しています。一方で、耐久性はそれほど高くありません。

布製

こちらも比較的安価な養生材です。自由に形を変えやすいため、柱などの細かい箇所まで保護できます。リフォーム工事をはじめ、引っ越し作業や搬出入作業での床養生にも使えます。ただし、紙製と同じく耐久性はそこまで高くありません。

ビニール製

収納が容易でカットなどの加工が必要なく、使い勝手のよい素材です。ビニールの種類が豊富なため、価格帯の幅は広くなります。リフォーム工事に適した素材で、粉塵や塗料の飛散などから床を保護します。また、建築資材の置き場に敷く養生材としても便利です。床養生において重要な、傷をつけないという役割を果たしています。

発泡樹脂製

発泡樹脂製は表面や端からささくれが発生せず、ゴミが出にくいため、持ち運びや片付けが容易な素材です。衝撃への耐性が強く、重いものを乗せても耐えられます。引っ越し作業や搬出入作業のように重いものが動く場面や、天井工事などの大規模な工事の際に活躍する素材です。軽量で使いやすく便利ですが、比較的高価な素材といえます。

プラダン

プラダンとは、プラスチック製段ボールのことです。リフォーム工事でよく使用されており、特にマンションなどのエレベーター内の床養生に用いられます。軽くて丈夫な点が大きなメリットです。費用は比較的高価で、また端が鋭いため、注意して扱わないと怪我をするおそれがあります。

床養生を選ぶポイント

ポイントの文字のサイコロ

適切な養生材を選ぶことは、柱を含めた床全体をしっかり保護するために大切です。

素材で選ぶ

養生材は素材によって特徴が大きく異なります。そのため、工事内容や目的に合わせて適切な素材を選ぶことが必要です。例えば、紙製や布製の養生材は耐久性がやや低めですが、粉塵からの保護という意味では十分です。カットで形状を自由に変えやすいため、柱や枠に合わせた調整もできます。重い機器や大きな資材の搬出入などがなければ、紙製や布製でもよいでしょう。一方、機器や資材などを動かす機会が多く床への傷が懸念される場合は、ビニール製や発泡樹脂製、プラダンなど、耐久性の高い養生材がおすすめです。

形状で選ぶ

床養生に使用される養生シートには、ロールタイプとボードタイプの2種類があります。ロールタイプはコロコロと転がして養生するシートです。好きなサイズにカットして使用できるため、変わった形状の部屋や柱が多い部屋の床養生に便利です。また、持ち運びや収納もしやすく、工事現場でもそれほど邪魔になりません。ただし、ロールタイプという性質上、素材が薄く耐久性は低い場合があります。 ボードタイプはしっかりとした素材で、耐久性に優れている養生材です。ぴったり敷くという作業が必要なく、施工箇所に置いて養生テープを貼るだけです。ボードタイプの中には、持ち運びや収納がしやすい折りたたみタイプ、軽量タイプなどもあります。

用途で選ぶ

重いものを乗せる・運搬するなどの用途で使うのであれば、滑りやすいスリップタイプが便利です。床を傷付けることなく、それでいて引っ張りやすいというメリットがあります。養生材の上で作業をする場合は、滑らないノンスリップタイプが適しています。脚立を乗せても安定しているため、床を保護しながら力を入れる作業も行えます。

マンション工事は共有部分もしっかり養生を!

マンション工事の際は施工場所だけでなく、共有部分の養生も必要です。共有部分に人の出入りが増えるため、床を傷つけたり汚したりする可能性が高くなります。また、塗料やゴミが落ちてしまうことなども考えられます。傷や汚れはマンション住民によく思われず、トラブルに発展するおそれもあるのです。事前に心構えをして工事を進めることが必要です。こちらでは、マンション工事における養生のチェックポイントや心構え、起こりやすいトラブルについて解説いたします。

養生するときのチェックポイント・心構え

チェックポイントと書かれたブロック

マンション工事において、共有部分の養生は非常に重要です。

養生範囲を事前に確認する

マンション工事において、すべての部分をしっかり保護するために養生したいと考えるかもしれません。しかし、管理人や管理会社によっては、床の養生は外観を悪くしてしまうからしないでほしいというケースもあります。その際はリスクが高くなってしまいますが、意向に合わせなければなりません。事前に養生可能な範囲を管理人や管理会社に確認しましょう。

養生の重要性を共有する

養生は建物を保護するために非常に重要ですが、職人によっては自身の作業しやすさを考えて、養生を剥がしてしまうこともあります。作業のために一時的に剥がすならともかく、剥がした後もそのままにしているケースも多いです。養生が剥がれていることに気づかず作業を進めては、傷や汚れのリスクが高まります。このようなことを防ぐには、養生の重要性を全員で共通認識として持つ必要があります。養生の重要性を認識し、それぞれが意識することが大切です。

細かい点まで配慮する

床や壁などの広い範囲は養生したものの、柱や出っ張りのような細かい部分を見落とすことも少なくありません。マンションをしっかり保護するためには、細かいところまで配慮が必要になります。柱の細かい箇所まで養生できているか、複数人で時間をかけて確認することがポイントです。

場所に合わせて養生材を使い分ける

場所に合わせて養生材を使い分けることも大切です。例えば、エレベーターのボタンは保護が必要ですが、見えていないと押すことができません。このような場合、透明な素材で養生します。床の養生でも運搬で上を通ることが多い箇所と、粉塵防止だけを目的とする箇所では適した素材は異なります。コストを抑えつつ、機能を保つためにも養生材の使い分けを意識しましょう。

避けたいトラブル

三角の中にエクスクラメーションマーク
養生シートが剥がれていた

養生シートはテープで留めることが多いですが、長く貼り続けていると、どうしても剥がれやすくなります。養生シートが剥がれてめくれると、足をひっかけてつまずいてしまうなどのトラブルが懸念されます。すぐに養生シートを貼り直し、安全な状態にします。その後、養生シートが剥がれていたことやクレームを受けたことを関係者全体に伝達し、再発防止に努めましょう。一度ならともかく、同じようなことが繰り返し起きてしまうと、より大きなトラブルに発展する可能性が高いです。養生材の見直しや点検回数の増加など、具体的な対策が必要といえます。

ホコリが気になる

大規模な工事では粉塵が発生します。その際、洗濯物がホコリまみれになった、車の表面にホコリが積もっている、室内にホコリが入ってきたなどの苦情が出ることもあります。粉塵の発生を完全に防ぐことはできません。しかし、適切な養生材を用いて養生することで、粉塵の飛散を抑えることができます。また、作業開始前に具体的な日時や作業内容を知らせて、マンション住民に協力を仰ぐこともポイントです。周知せずに工事を進めるよりは、クレームの発生率も低くなります。

音がうるさい

マンション工事で発生する音もトラブルになりやすいです。マンション工事はあまり影響のない平日昼間に行われることが多いですが、ご自宅で過ごす方にとっては気になります。また、マンション住民だけでなく、近隣住民からクレームを受けることもあります。養生を行っていない場合、音が筒抜けの状態です。そのため、防音性能の高い養生材を設置して、騒音対策を講じましょう。音に関しても、事前の周知である程度印象が変わります。マンション住民だけでなく、近隣住民にもしっかり周知するようにしましょう。

マンション工事は柱・枠部分の養生でトラブルを回避!

柱や枠、床などを傷・汚れから守るためには、養生が必要不可欠です。工事内容や特徴などに応じて適した素材は異なるため、十分に確認したうえで養生材を選定しましょう。また、マンション工事では、共有部分の保護や住民とのトラブル回避など、注意すべきことが多いです。スムーズに工事を進めるためにも、事前にポイントを押さえておくことをおすすめします。養生どっとねっとでは様々な養生材を販売しております。目的に合わせた養生材を選び、適切に工事を進めましょう。

マンションの柱の養生のことなら養生どっとねっとへ

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